インスタントメッセンジャー(Instant Messenger 別名:IM、IMクライアント)とは、コンピュータ・ネットワーク(主にインターネット)を通じて利用される、コミュニケーション用アプリケーションのこと。
概要
現在ネットワークに接続中のユーザーをリアルタイムで確認する事が出来たり、ユーザー間で携帯電話メールでやり取りするような短いメッセージを送受信したり、ユーザー向けに一斉にメッセージを送る事が出来る。他にも、ファイルを送ったり受け取ったりもできる。専用のサーバを必要とする物や、小規模なLAN内だけでならサーバを必要としない物もあるが、基本的に相手側のコンピュータに同種のソフトウェアが動作している必要がある。なお、オペレーティングシステムが違っても相互に通信出来るインスタントメッセージ用のソフトウェアも存在する。
インスタントメッセンジャーを取り巻く問題
このソフトウェアは非常にリアルタイムに情報交換できる。その点でチャットの楽しさや便利さがあるが、この種のソフトウェアの多くは、それ以外にも以下のような機能を提供する事が多い。
相手のIMソフトウェアが動いているかチェックする
特定の相手のブックマークを作成できる
グループ内だけでインスタントメッセージを交わす事ができる
ファイルの交換を行う事ができる
望まない相手からのメッセージは表示させない事が出来る
これらは適切に利用すれば、実に便利な機能だが、中にはこれを悪用して、ネットストーカー行為に及ぶ者や、他人に著作権の存在するコンテンツやソフトウェアを不当にやり取りする者が後を絶たない。
また閉鎖的な環境で犯罪行為の密談を行う、更にはテロ活動の計画を練るといった連中の存在や、それによる危険性も指摘されており、この「便利で簡単な」情報交換手段を、違法な行為の温床と見なす識者もある。
善良な市民間であっても感情的な行き違いから喧嘩をしたりしする事もある訳だが、特定の相手と話せる気軽さもあって、ネットの持つ開放感から面識があると思っている相手に個人情報を漏らしてしまっていて、後の感情的な問題から大きなトラブルに発展する事があり、中には性格的な問題のある相手と気付かずに個人情報を漏らした揚句に、感情的な仲違いから陰惨な事件に発展する危険もはらんでいる。
昨今では、インターネット上で匿名の中に身を潜め、子供のフリをして児童のIM利用者に近付いて、親しげに個人情報を聞き出し、性的な虐待を行う者もあるため、ICPOや各国警察が共同して、それらインターネット上の変質者を追跡したり、おとり捜査を展開している。