■そもそも,デジタル化を望んでいるのは誰なのでしょうか?アナログのままであれば,テレビだってレコーダーだってそのまま使えて,このような問題は起こらないはずです。
デジタル化を望んでいる人が,デジタル化により得をするわけで,少なくともそれは,一般視聴者ではないということでしょう。これがこの問題の本質のような気がします。
昔,NHKが「ハイビジョンは誰がなんと言おうと未来永劫アナログでいきます」と言っていたことを数年で簡単に覆したことを考えると,今の仕組みもどうなるか分かりません。また,ユーザへの裏切りが行われると考えると,残念です。(2006/08/02)
■高い機械を買わされて,不便な思いをしてまで見たいと思うようなコンテンツは,ほとんどありませんので,アナログ放送が終了したらテレビはもういらないと思っています。(2006/07/20)
■我が家では,アナログ終了とともに,テレビの視聴をやめる予定です。放送局のエゴ丸出しの地上波デジタルは,何の魅力も感じません。
放送事業者は,権利だけを守ることに必死で,視聴者が何を望んでいるかを全く考えていないように感じます。今後,ネットなどに広告が流れて,斜陽になっていく産業であることを認識していないように思います。(2006/07/19)
■コピーワンスは,タイムシフト視聴だけを許可しようという発想から生まれた形態のように見える。
これは,世間一般のユーザーのビデオ録画利用形態とはかけ離れており,不便きわまりない。仮に,過去に放送された番組が全てプールされており,いつでも,どこからでも,オンデマンドで視聴可能となれば,コピーワンスすら不要になるのだろうが,放送事業者にそこまでのサービスをする気があるのかどうか聞いてみたい。
今のような状況では,ユーザーのテレビ離れを促進するだけではないだろうか?(2006/07/08)
■ビジネスと文化資産という両面からの検討が不可欠。一律の処置はナンセンス。
1. 映画やある種の特集番組等のビジネス前提の番組は,コピーワンスでよい。さらに欲しければ,高くても買える(ただ,販売となると,高価,売れにくいものは販売さえされず,という状況は改善されるべき)。
2. パッケージ販売の無いものはとりあえずEPN? 将来的に,再生制御を高度化し,契約者以外は復号化できないような暗号化を映像データ自体に施す認証方式で,視聴者管理,メディア毀損については,履歴を元に再取得を可能にすれば問題ない。他人の再生には,再契約で対応できるようにする(現行チューナではコピーワンスとなる設定でも,それ以上の自由を求める視聴者には,この新サービスへ誘えば良い)。
3. 文化的意義から過度のコピー制限にそぐわないが,全くフリーにもできない事情のあるもの(制作者・出演者の意向,著作権等)は,同様の認証を適切な条件と契約のもとに行う。
4. また,法にいう個人の範囲というのも,プレゼントしたい場合等があり,放送の概念を再考願いたいが,ここで詳細は割愛。
5. 技術的に再取得できれば,見逃し対応も可能。この「見逃し」需要の大きさの認識が全く不足しているのでは? 1本数十円~数百円程度で取得できるなら,多くの人は喜んで出す。これは大きなビジネスになるのに,そういった積極思考が欠けている。
6. 世界の主要な図書館において行われているような,デジタル化による公開の取り組みを,NHKアーカイブズのようなところが徹底して行い,全保有資料の10年内の公開を目指すぐらいの気概が欲しい。
7. 上記いずれにおいても,2次利用を想定していなかった過去の資産の権利許諾の問題に関しては,個別契約制度の構築(受給者実費負担もあり)や,リクエストに応じた放送,または配信のシステム実現のための権利処理の努力を惜しむべきでない。理想としては,しかるべき仕組みのもと,全員の許諾を求めるのが実質的に困難なものは「見なし許諾」とし,原則,公開させる法整備。
(下のコメントを書かれた方へ:J:COM東京[北部~埼玉地域]では,昨年12月頃から,パススルーでも同時に流れており,フリーです。難視聴でなければ見られるはずの地域になった,という意味合いと思われます)(2006/07/08)
■今回の記事に直接,関係はないのですが,最近,高層ビルの電波障害対策を中心に,集合住宅の場合,CATV経由でテレビを見ている家庭が多いと思います。この場合,現時点では,地デジを見るためには有料のコンバータを取り付けて,毎月,CATV会社へ聴取料を支払わないと見れないのが実態と認識しています。これは,全面的に地デジ化になった場合は,現状のアナログと同様に無料で見られるようになるのでしょうか?
もしそうならば,現時点で有料なのは,違和感がありませんか? ちなみに私が認識している地域は,J-COM社が管轄している地域です。(2006/07/07)
■「メーカーと放送事業者の溝」とお書きですが,機器メーカーに勤務している者としては「ちょっと違う」と感じます。コピーワンスよりコピーフリーの方が,生のDVDが少しは余分に売れたり,録画機の売り上げが少しは増えるかも知れませんが。メーカーは,「お客様の声を代弁して発言し,お客様のニーズを実現できる手段(EPN)を提案している」と考えています。
まぁ,放送事業者も「リッチコンテンツを見ることができる環境と私的録画を守り,視聴者ニーズに応えるため」にコピーワンスをかけているらしいですけれど。(2006/07/07)
■文化庁の「私的録画録音小委員会」第3回会合で放送事業者がプレゼンした資料(文科省のH.P.からダウンロード可能)の「導入したコンテンツ保護の考え方」には,「デジタル放送でのリッチコンテンツの放送を確保したうえで,デジタル番組の違法流通を防止し,視聴者が無意識に違法行為を行わないよう抑止(視聴者の利便性の確保)」とあります。著作権法第30条は「権利者の権利制限規定」であり,あくまで限定的な運用(私的録画の範囲)が前提。との吹き出しも。
・適正な私的録画は引き続き可能。デジタル放送で制限されるのは,放送をいったん録画した物からの複製
・不特定多数を対象とする放送では「技術と契約による解決(投稿者注:いわゆるDRMの事を指していると思う)は不可能
との資料も提出され,口頭で「コピーワンスがベスト」と述べられました。(2006/07/06)
■林伸夫さんの記事のようなことは,日本では毛頭できないのでしょうか? 画面がテレビなのか,PCなのか,携帯端末なのか,関係ない。どこでもいつでも見たいんですよ,あなた方の作られた大切なコンテンツを。(2006/07/06)
■コピーワンスでもっと深刻な事は,「HDDが壊れやすいもの」で「容量に限度があるもの」だと言うことです。
アナログの放送であれば,DVDに保存しておく(バックアップ),DVDにいったん保存し,HDDの容量が空いたら再度HDDに戻して,HDDならではの軽快な操作が可能となる,などが出来ますが,コピーワンスだとこれらができません。
さらには,HDDレコーダを,壊れかけている,新しい機械が欲しい,などで買い替えた場合に,新しいHDDレコーダに蓄積されたコンテンツを実時間をかけてムーブで移す(ムーブに成功すれば良いですが)ことなど,到底うまく出来るとは思えません。(2006/07/06)
■放送事業者の「改善案」は,「HD画質とSD画質,メモリービデオ画質の3つを同時に記録しておいて,SD画質のファイルをDVDにムーブして,失敗したらHD画質のファイルから,再度,ムーブすれば良いじゃないか?」と言うものですが,
・これから,次世代DVDを使うと可能となるHD画質のムーブは,「失敗したら消失する」のまま。
・HDDの蓄積容量が余分に必要となる。
・「ムーブに失敗したら」と言うが,「失敗したら」はだれがどのように判断するのか? 自己申告なのか? 機械で判定できるのはせいぜい「ムーブ途中で電源が落ちた」場合くらい。それも,本編が終わったあとのコマーシャル部分で,わざと電源コードを引っこ抜くなどで「ムーブに失敗を偽装」できる。したがって,有効な複製が2枚出来てしまう可能性があるが,良いか?(権利者の主張は「無制限の複製が困る」。だから2枚出来ても良いのかもしれませんが)
・情通審答申で指摘された「放送番組の編集・加工が出来ない」はそのまま。
ですので,とても不十分な対案で,おそらくメーカーもユーザーも納得しない内容だと考えます。(2006/07/06)
■インターネット,PC等,IT技術の発展は,これを正しく使う上において,飛躍的な利便性をもたらしています。正しく利用する際においても,制限を厳しくすることは,利便性を著しく損なうことになると思われます。
ある意味では,技術的にはどのようなことも可能なので,不正使用に対する防御をいくらきつくしても,利便性を著しく下げるだけで,完全には防げないと思われます。(2006/07/06)
■「コピー・ワンスでも,視聴したいコンテンツが安価に流通しているなら問題にならない」という意見に全く同感です。
作品全体を一塊として白黒つけようとするから揉めるわけで・・・。アルバム収録版の楽曲を「ばら売り」しているように,個人的には,映像を細切れにして(購入者が欲しい区間を選択できて)リーズナブルな価格で「ばら売り」できるようなシステムを早く構築して欲しいものです。(2006/07/06)
■今更ですが,コピーワンスは非常に使い勝手が悪いと思います。せめて,バックアップ用にもう一枚+ダウンコンバートにもう一枚で,元ネタとあわせて合計3種類のコピーが可能になれば,状況も変わると思います。言い方としては「スリーコピー」とでもなるでしょうか。それ以上の数量をコピーするというのは,個人的な使用を考えれば,不要かなと思います。(2006/07/06)
■「総務省は省庁の枠を超えた取り組みの音頭を取る必要がある」との考えに100%賛成です。
ニュースなどでの情報を見る限りは,現時点での議論は著作権保護の観点だけに偏りすぎているようで,特に「文化を振興する立場にある文部科学省および文化庁,実際に違法行為を取り締まる警察庁」の方々の視点は,ほとんど無視されているのではないかとすら思えますので。(2006/07/06)
■コピー・ワンスでも,視聴したいコンテンツが安価に流通しているなら問題にならない。視聴する時間すら惜しくなるようなコンテンツが高価に販売されているから,コピー・ワンスを問題視する人がいるのでは?
放送メディアも,所詮,規制産業のひとつであり,組織運営もコンテンツ作成も自己目的化している。政治家やメーカへの倫理追求はできても自浄作用が働かないのは,他の規制産業と同じ。(2006/07/06)