シネマコンプレックスとは、従来の映画館とは異なり、多くのスクリーンを持ち、外国映画から日本映画まで、全国ロードショー公開されているほとんどの映画が一つの建物の中で見られるような複合映画館でシネコンと略される。映画統計的には「同一運営組織が同一所在地に5スクリーン以上集積して名称の統一性(1、2、3…、A、B、C…、等)をもって運営している映画館」とされている。
多くは、街の郊外にショッピングモールの一テナントとして運営されている。モデルはアメリカの西海岸で始まったマルチプレックス(Multiplex)。
日本では1980年に、アメリカと同様の車社会となっていた愛知県で、遊技場と一体となった日本初のシネマコンプレックス「小牧コロナ会館」(現在の小牧コロナワールド)が誕生している。それから遅れる事13年後の1993年、外資系のシネマコンプレックス「ワーナー・マイカル・シネマズ海老名」が日本初と称して登場、シネマコンプレックスという郊外文化の首都圏初登場が話題となった。因みに、首都東京で最初に誕生したシネコンは、1994年にオープンした立川市の独立系映画館、シネマシティ(オープン当初は6スクリーンだったが、後に5スクリーンが追加された)だった。また、1984年にオープンした大森西友内の「キネカ大森」も日本初のシネマコンプレックスを自称している。
日本で最も多くの劇場を有するのはワーナー・マイカル・シネマズで、46サイトを運営している。その他、東宝系のTOHOシネマズ(24サイト)、松竹系のMOVIX(17サイト)、ユナイテッド・シネマ(15サイト)、独立系のシネマサンシャイン(14サイト)、コロナワールド(13サイト)、東急系の109シネマズ(11サイト)、東映系のT-JOY(10サイト)、ヘラルド系のシネプレックス(10サイト)、イオンシネマ(5サイト)など。
現在、スクリーン数が最多なのは、ユナイテッド・シネマ豊橋18(旧AMCホリディ・スクエア18)で18スクリーンを有する。又、近年、最も年間観客動員数が多いのは川崎チネチッタで、3年連続(2003年~)で日本一に輝いている。
又、イクスピアリを所有するオリエンタルランドは、同施設内に入居しているAMCイクスピアリ16の経営権を取得、同社の直営施設とし、国内で唯一『ディズニー デジタル 3-D シネマ』システムを常設導入した新施設「シネマイクスピアリ」として、2006年3月1日リニューアルオープン、東京ディズニーリゾート内の他施設との連携を強化した。