テレホーダイとは、1995年よりNTT東日本・西日本が提供する、電話サービスのオプション(選択サービス)の商品名。深夜早朝の時間帯(23時~翌日8時)に限り、予め指定した2つまでの電話番号に対し、通話時間に関わらず料金が月極の一定料金となるもの。俗に「テレホ」とも略称される。
従来、接続時間による従量課金のみであった電話料金に、限定的ながらも初めて定額制を導入したという点で画期的なサービスであり、利用者のスタイルにも大きな影響を及ぼした。
経緯
サービス開始当初は、パソコン通信のアクセスポイント番号が指定されることが多かった。後にはインターネット・サービス・プロバイダのダイヤルアップ接続用アクセスポイント設置地区の拡充に連れ、プロバイダのアクセスポイント番号へと変化していった。
パソコン通信は、時間課金が前提の環境で発展したため、利用者としては接続時間を短くすることが至上命題であり、そのため各種の自動化ツールが非常に発達していた。しかし、テレホーダイの導入により、そのようなツールの存在意義は(少なくとも、電話料金を抑えるという意味では)大きく減退した。また、利用者の夜更かし傾向を促進することとなった。
インターネットの時代になると、その中心的なサービスであるWWWがインタラクティブなアプリケーションで自動化に不向きであることもあり、テレホーダイの利用は事実上必須となった。 そのため、23時になると全国で一斉にアクセスポイントへのダイヤルアップ接続が集中し、インターネット全体のトラフィックが急激に多くなったり、アクセスポイント番号に接続しにくい(話し中)状態が多く発生した。このことは俗に「テレホタイム」「テレホーダイ現象」などと呼ばれることもあった。
このように一時は非常に盛んに利用されたサービスであるが、2001年頃から、フレッツISDNやADSLなどの常時接続(完全定額)手段を利用可能な地域が拡大するにつれ、テレホーダイを解約し、ADSLなどへ変更するケースが多くなっている。更に、2003年頃からは、ダイヤルアップ利用者の減少傾向に伴う合理化の一環として、アクセスポイントの電話番号をナビダイヤルなどを利用した全国一律の特殊な番号に変更する動きが大手プロバイダを中心に加速しているが、そのような番号はテレホーダイの対象とならないため、通信費低減策としてテレホーダイを選択する利用者は減少しつつある。