mixi(ミクシィ)は、日本の情報通信関連企業 株式会社ミクシィ、および同社が運営する、国内最大級のシェアを持つソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)である。利用するには、既存のユーザーから招待されたうえで、ユーザー登録する必要がある。規約上、18歳未満は利用できない。
名前の由来
サービス名の「mixi」は、公式サイトの説明によると、「mix (交流する) 」と「i (人) 」を組み合わせた造語で、利用者同士の交流が深まることを願って名づけられたものだという。
機能
マイミクシィ
略して「マイミク」とも呼ばれる。「友達(など)」を登録し他のユーザにそれを公開するようなシステムである。他のユーザーをマイミクシィに登録することで、そのユーザーが日記の更新を行ったときに自分のユーザーページ上で知ることができる(ユーザーを指定して表示させないようにすることも可)。日記の公開を自分のマイミクシィ限定にすることもできる。マイミクシィの登録には、その相手ユーザーの承認が必要である。
足あと
ユーザーのページを他のユーザーが見た場合、そのユーザー名が「足あと」として登録される。通算アクセス数を記録しており、事前に設定しておくことでたとえば「1000アクセス目に訪れたユーザー名」をお知らせメールにより受け取ることが出来る。
日記
基本的な使い方は、いわゆる「ブログ」と同じである。日記の本文には、画像を埋め込むこともできる。コメントをつける機能もある。日記はいつでも修正でき、削除することもできる。コメントは、日記の主が削除できるほか、コメントをつけたユーザーが自分のコメントを削除することもできる。日記の公開範囲を、全ユーザー、友人の友人、友人のみの3段階から選択可能。楽天広場、はてなダイアリー、ドリコムブログなど、主なブログサービスを日記として使うこともできる。
コミュニティ
2004年4月1日から提供開始の機能。掲げられたテーマに同調する者が集まり、掲示板などを利用する仕組み。
コミュニティは、mixiのユーザーが誰でも自由に作ることができる。ただし、既存のコミュニティと類似のテーマでコミュニティを新設することは、好まれない風潮がある。コミュニティを開設すると管理人になるが、コミュニティの他のメンバーに管理権を渡すことも可能。コミュニティ開設時に選択するカテゴリには、音楽や映画、アダルトなど約30ほどの種類がある。
コミュニティでは、掲示板機能をトピックと呼ぶ。新しいトピックはコミュニティのメンバーなら誰でも作成できる。mixi全ユーザーが誰でも自由に参加できるようにすることも、管理人の承認制にも設定できる。承認制にすると、トピックをメンバー以外に非公開にすることもできる。
トピックのほかに、イベントとアンケートの機能がある。どちらも基本は掲示板。特定の期日を指定して、メンバーの中から参加者を募る機能があるのがイベント。択一式の回答をメンバーに求める機能があるのがアンケート。アンケートはプレミアム会員のみ作成することができる。
コミュニティは基本的に、掲示板の集合体であるため、ネットの掲示板ではありがちのいざこざが起こることもある。紛争を回避するため、ユーザーをコミュニティから退会させたり、特定のユーザーを参加させないアクセスブロック機能も備わっている。トピックやアンケートなどの作成を、管理人のみに限定することもできるようになった(2006年9月21日に追加)。
近々1,000,000種に達する見込み。現存する最古のコミュニティは「音楽好き系mixi's」である。
カレンダー
ユーザーの予定を書き込めるほか、1週間分の天気予報と、マイミクシィの誕生日、イベントの開催を表示する機能がある。ユーザーが参加中のコミュニティにイベントが設定されると、イベントのタイトルが自動的に表示される。ユーザーがイベントに参加表明すると、青い旗が赤く変わる。
お気に入り
特定ユーザーをブックマークする機能。マイミクシィと違い、相手ユーザーの承認は不要だが、自分のユーザーページ上で日記の更新などを表示させることはできない。システム上、相手ユーザーに自分の足あとを付けずにログイン後の経過時間を把握することが出来る。
mixiニュース
2006年2月2日に追加された、ニュースの表示機能。トップページに最新ニュース6つを表示できる。ニュースを提供しているのは、読売新聞、毎日新聞、時事通信社、日刊ゲンダイ、CDジャーナル、ITメディア、インプレスWatchなど。掲載されたニュースをもとに、ユーザーが日記を書くと、記事のページの「このニュースに関する日記を書いた人」欄からリンクが自動的に張られる機能がある。機能追加に伴うレイアウト変更で横幅が増えたため低解像度だとすべて表示しきれない、表示にはJavaScript?が必須で非対応のWebブラウザーで表示できない、などの批判がある。トップページに掲載の情報が増えたため、3カラムと2カラムの2種類のレイアウトがデザインされ、切り替えて使用できるようになった。
おすすめレビュー
自分の観賞した音楽や書籍、映画作品などについてのレビューを書くことができる機能。
レビューは作品ごとに見ることが出来る他、あるユーザーが書いたレビューを見ることもできる。 さらに、レビューされた作品を、Amazon.co.jpやイープラスより、詳細情報の閲覧・購入をすることが可能。
プレミアムサービス
一般ユーザーは無料で利用できるが、有料のプレミアムサービスに登録することによりフォトアルバム機能を使うことや、日記の容量増大、日記内の特定タグの使用、携帯電話からのメッセージ送受信、メッセージ無期限保存 (通常は60日分まで) 、アンケートトピックの作成を行うことができる。またプロフィールページにmixi premiumのロゴが付く。携帯電話でメッセージを利用したいがお金は払いたくないというユーザには非公式モバイルmixiがある。
ミュージック
2006年5月22日にプレミアム会員向けに開始、同年6月28日には全会員に公開された。「mixi station」をインストールすることにより、パソコン内で自分が再生した曲名などをmixi上に表示できる。対応するプレイヤーソフトはWindows Media Player(Windowsのみ)とiTunesの二種類。なお、Windowsの場合はテスト版ではあるがWinampプラグインを利用することによりWinampでも利用することができる。さらに、有志によって開発されたプラグインによってfoobar2000からもwinamp用のmixi stationをブリッジさせる形で利用できる。(有志による開発なのでmixiからのサポートは無い)
参加方法
前述のように、mixi は既に入会している他の会員からの招待メールが必要になる完全招待制を採用している。これは既に参加している会員から招待を受けないと利用登録ができないという制度で、参加者の素性を明らかにすることによって、健全で安心感のある居心地の良いコミュニティを維持する目的で採用されている(排他的との反対意見もある)。 なお、18才未満の者の参加については、「出会い系サイト規制法」により禁止されている。
しかし、実際の登録に際して必要なものは「招待状」と「メールアドレス」だけである。そのため、2ちゃんねるなどの掲示板では招待メールが乱配布され、ネットオークションでも招待状が安価で売られている。 このような現状と会員数の増加により、mixi は不特定多数のものが利用するコミュニティになりつつあるため、利用者は招待制ということに過剰な安心感を持たず、自分の本名などの個人情報を無防備に公開することへの慎重性が要求される。
出来事
有名人の会員
有名人の名を騙り、mixiに参加する者も少なからず存在し、問題となっている。お笑い芸人ヒロシは、自分はmixiに参加しておらず、自分の名を語る偽者がmixiに存在している事を不快に感じていると公式サイトで発表し、ヒロシに成りすましていた偽者は批判を受けmixiを退会した。また、アンガールズの田中卓志や波田陽区を名乗る偽者も存在したが、こちらは所属事務所のナベプロが素早く対応し、両人のmixi参加を所属事務所が公式に否定すると、やはり偽者は退会した。事務所が動いた珍しい例ながら、mixiの影響力の高さを窺い知る話である。だが相変わらず有名人の名を騙る偽者が多くmixiに存在し、本人か偽者か判断が難しい状態が続いている。
一方で歌手の宇多田ヒカルがmixiに登録していることを自身のウェブサイト上のメッセージで公表したところ(2006年4月11日[1])、多数のmixi参加者が殺到し、問題を引き起こしたことから、自身で退会した旨を同ブログで告げ、謝罪している(4月12日)。こういった経緯もあることから、何らかの措置をとらない限り、有名人のmixi参加に関しては、憶測が憶測を呼ぶ悪循環は今後も収まらないであろう。併し、東方力丸の様な広い定義での芸能人は仕事を得る為に自らmixiをやっている例もある。
強制退会問題
株式会社ミクシィの上場が決定した直後から、アカウントが運営によって突然何の理由もなく削除されたとの訴えが、ブログや巨大掲示板などで一斉に相次いでいる。現在、強制退会させられたユーザーがmixi側に問い合わせても、ほぼ無視される状況という。このため、まだアカウントを削除されていない会員も含めて、強い反発が広がっており、このまま問題を放置すれば、深刻な会員離れを招きかねないと危惧する声もある。ただし、ミクシィ社は、この問題の存在そのものを認めていない。
それ以前にも、IPアドレスが他の会員と同じものであるだけで、重複と見なされ、アカウントを停止されるという告発は、ネット上には存在していた。なお、2005年には、ある同性愛者の会員が、自らの個人的メッセージを運営によって検閲・削除されたと自身の日記に記載し、また、他の同性愛者の会員も、アルバム内に保存していた自分の半裸の画像や「東京レズビアン&ゲイパレード2005」の写真を削除されたと本人の日記で批判した。これに対して、mixi事務局は、事実に反する訴えであると反論している。
チェーン日記
mixiではチェーンメールならぬ「チェーン日記」が急速に広まったがために混乱が生じる事例が発生している。
2006年6月には、「特定のタイトルの日記のコメントすると、自分の日記にも自動的に投稿され、個人情報が漏洩する。ウイルスの一種であり、急速に増殖しているので、友人にも伝えてほしい」という日記が投稿された。この日記が掲載された直後に急速に同様の日記が投稿され混乱を来した。mixi運営側では問題となった脆弱性を修正しており、また公式の告知で「この日記を広めないように」と注意を呼びかけた。
2006年9月には、「ある写真家がロサンゼルスで行方不明になった。本人のmixiに家族がアクセスしているので、情報を持っている人は情報提供するとともに、この情報を広めてほしい」という日記が投稿された。これ以後自分の日記やコミュニティのトピック、さらに個人ブログにも転載したことから、情報が急速に広まり、写真家の日記のコメント欄には応援のメッセージで埋まり情報提供ができない状況となった。さらに一部の日記には家族の携帯電話番号も書かれていたため、家族に電話が殺到し、連絡をとるのに支障が生じる事態となった。
こうしたチェーン日記が増殖した背景には、単純に善意で情報を広めたいという点だけでなく、マイミクシィという友人知人からの情報を信頼しやすいという人間の特性、「チェーンメールは転送しない」という以前からのネット上での常識を知らなかったり「ネタをネタとして見ぬくことができない」といったネット利用者が増えている、といった指摘が出ている[1]。
