■CCD(Charge Coupled Device)
レンズから入ってくる光を電気信号に変換する撮像素子のこと。銀塩写真に例えるとフィルムに相当するもので、光を電荷に変えていったん蓄積し、画素単位で転送して電気信号を出力する。解像度は画素数で決まる。
■プログレッシブCCD
インターレーススキャンのCCDの場合、1枚の画像を奇数/偶数フィールドに分けて、1/60秒毎に交互に読みだすが、プログレッシブスキャンCCDは一気に走査線525本のフレーム画像として描き出す。
■有効画素
CCD上のすべての画素を総画素数と言うのに対して、有効画素数は実際の画像形成に関わっている画素数を意味する。通常、総画素の約90%が有効画素だが、手ブレ補正エリアを持つCCDの場合、総画素が多くなる。
■補色フィルター
単板式カメラに広く採用されているカラーフィルター。光をマゼンタ、イエロー、シアン、グリーンの4色に分解し、そこから規定の演算によってRGBの信号を作る。RGBの原色フィルターに比べ高感度化しやすい。
■低温ポリシリコン
非結晶のシリコンを用いてトランジスターを作るアモルファスシリコン液晶に対して、ポリシリコン液晶は多結晶のシリコンによってトランジスターを形成する。小型化、高解像度化では、ポリシリコンが有利と言われる。
■画素ずらし
より高い解像度を得るための3板式ビデオカメラの技術。通常、RGBの画像がずれないようにCCD3枚を合せるが、画素ずらしではGのCCDを固定し、R、BのCCDを画素の半分だけ横にずらし解像度を上げる。
■3板式カメラ
カラーフィルターを装備した1枚のCCDを採用する単板式に対して、3板式はRGB各1枚づつ、計3枚のCCDを使用してカラー画像を作りだす。3原色それぞれで専用CCDを使うため色再現性や解像度優れる。
■F値
レンズの明るさの能力を示す値。この数値が大きくなるほど通過光量が絞られて暗くなり、逆に小さくなるほど明るくなる。最も明るいのは絞り全開の時。スペックではこの開放F値をF値として表記するケースが多い。
■前玉方式
ズームレンズ群のうち前方のレンズ、つまり前玉を電動モーターで回転させてピントを合せる方式のことである。レンズの小型化、軽量化が可能、ピント合せが素早い、切替えなしで近接撮影が楽しめる等の特徴がある。
■カール・ツァイスレンズ
高級スチルカメラのレンズとして定評のあるドイツのブランド。レンズのシリアルナンバーと共に、各種特性を測定、管理し、厳しい検査をパスしたものだけを出荷する。ビデオカメラ用としてはソニーが採用している。
■ダイクロイックプリズム
レンズから入った光をRGBの原色光に分ける働きをするプリズムのこと。ハーフミラーによる分光に比べると、高コストで精度も求められるが、光の有効活用が可能で、分光特性にも優れる。3板式カメラの必須技術。
■ホワイトバランス
被写体の白を正確に再現するためのカメラレコーダーの調整機構のことだ。すべての色は光の3原色で表されるが、それを混合すると白になる。つまり白を正しく再現できれば、他の色も自ずと自然に再現されるわけだ。
■露出補正
アイリス(絞り)やゲインを巧みに制御しながら、撮影画像の最適な明るさを実現するためのものである。家庭用のカメラレコーダーの場合、フルオート化が進んでいるが、特殊な撮影環境では露出の補正が必要になる。
■プログラムAE(Automatic Exposure)
アイリスかシャッタースピードか、どちらを優先させて自動露出を行うかを前もって決めてプログラム化しておくことで、明るさに応じた最適画質を得るための機能。カメラレコーダーの「スポーツモード」もその1つ。
■テレ側、ワイド側
ズームレンズを使って撮影する場合、最も大きく被写体が撮れるのがテレ側で、小さく撮れるのがワイド側である。f4~40mmという焦点距離を持つ10倍ズームレンズの場合、40mm側がテレ側、4mm側がワイド側となる。
■シャッタースピード<BR> スチルカメラではシャッターを開けている時間の事だが、カメラレコーダーでは、CCDの電荷を集める時間を短くすることで、高速シャッターを実現している。この場合、被写体のブレは抑えられるが、感度は下がる。
■ゼブラパターン
ファインダー内の映像に対して、輝度が一定レベルを越えた部分に縞状のパターンを表示させる機能。撮影者はこれで白飛びの状態を確認し、補正していくわけだ。ソニーのDCR-VX2000では100%、70%の切替えが可能だ。
■デジタル手ブレ補正
撮影時の手ブレによる画像の揺れを電気的にキャンセルしてしまう機能だ。読み取りエリアを拡大した補正エリア付きのCCDを搭載することによって、電子的に画像のブレを低減する。ただズーム操作中は動作しない。
■光学式手ブレ補正
画素に余裕のある補正エリア付きのCCDから画像を切りだす電子式に対して、光学式は角速度センサーによって画像の状態を把握し、レンズ部分でブレをキャンセルするもの。プリズム方式と補正レンズ方式とがある。
■蛍石レンズ
人工結晶のひじょうに高価なレンズ。光の屈折(分散)特性が一般的な光学レンズとは異なり、その特性を利用することで高倍率時の色収差が低減できるという。キヤノンの3板式モデル、XV1が搭載し話題となった。
■カードスロット
パソコンとの連携を想定して、静止画撮影用のメモリーを装備するカメラレコーダーが増えている。カードスロットはそのメモリーを装備するためのもの。メモリーの種類はメーカー間で異なる場合が多い。
■色収差
レンズを通過した光はCCDに像を結ぶ場合、正確に1点に集まるのが理想だが、実際はレンズ収差があるため多少のズレが生じる。波長によって光の屈折率が異なり、画像上で色がズレてしまう色収差もそのひとつだ。
■35ミリ判換算
カメラレコーダーの場合、撮像面となる CCDのサイズが1/3、1/4と異なるため、単純にレンズの焦点距離を表記しても実際の画角が把握しづらい。このためスチル用35ミリに換算して、焦点距離を表示することが多い。
■ND(Neutral Density)フィルター
色再現性に影響を与えることなく、レンズを透過する光量だけを加減するフィルターのこと。アイリスで絞りきれないような場合、NDフィルターを活用することでサングラス効果が発揮され、本来の解像度が得られる。
■リチウムイオンバッテリー
電極材にリチウム化合物を用いて、さらにそれをイオン化して充電を可能にしたのがリチウムイオンバッテリーだ。一般的なニッカド型に比べて、取り扱えるエネルギー量が多く、メモリー効果もないなどの特徴がある。
■LANC(Local Application Control bus system)端子
ソニーが家庭用映像機器のコントロール用として開発したインターフェースの事。機器間の相互通信が可能で、録画機側から再生機を制御したりできる。PCとのインターフェースであるVISCAもLANCをベースにしている。